Microsoft よ、ユーザーをだまして食うメシはうまいか?
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Outlook (new) は、メールクライアントではありません。
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Outlook (new) は Windows メールの後継ではありません。
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Outlook.com 以外のメールアドレスは送受信できません。
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Outlook (new) には、広告が付きます。
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正しく動作しません。
Outlook (new) を使ってはいけない理由
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そもそも Email は仕様であり、LINE や TikTok のように特定のプラットフォームに依存するわけではありません。仕様にそってメッセージを送受信するのがメールソフトです。
Outlook (new) は、Webメールの Outlook を表示させてるだけで Microsoft アカウントにログインしないと使えません。
- メールソフト → メールプロバイダ → 送受信
- Outlook (new) → Outlook.com → メールプロバイダ → 送受信
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Windows メールの後継ではない。
曲がりなりにもメールソフトだった旧メールと違い Outlook (new) は名前が似ている別物です。仕組みが異なるため、当然 Windows メールで利用していたほかのメールプロバイダのメール設定は移行されません。強制的に利用不可になります。 -
Outlook.com 以外のメールアドレスは Outlook.com を通してでしか送受信できません。
Microsoft にメールアカウントへのアクセス権を与えることになります。OAuth2 に対応している Gmail などのログイン情報は比較的安全ですが、送受信したメールの内容は Microsoft に見られています。
代理送受信自体は Gmail をはじめ多くのメールプロバイダが対応しており、特別珍しい機能ではありません。かくいう自分も Gmail からいくつかのメールアドレスを送受信しています。ただそれは、利便性や Gmail の安全性を考慮して自分が決めたことです。しかも登録しているメールアドレスは限定的。Microsoft はすべて強制している。
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遅い
マイクロソフトのお家芸。いつもより余計に回しております。
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バグ多し
通知領域のアイコンが消えなかったり、待機中のまま動かなくなったり。
英語になったり一部だけ日本語に戻ったり。
ヘルプ → 従来の Outlook に移動はもちろん動作しない。
ソフトウェアのメンテナンスだけで時間を取られる。
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広告が表示される。
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受信ボックス
クリックするとメールを表示するのではなく直接広告ページを開く極悪仕様。
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設定 → アカウント → アカウント
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設定 → アカウント → アカウント → 管理 (メインアドレス)
フリープランに広告を表示させるメールソフトはあるにはあります。個人情報が重要視されるメールソフトに広告を入れるのはどうかと思いますが、メールソフトは収益ポイントが難しいという情状酌量の余地があります。
たしか、Microsoft Windows は有料でしたよね?
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プライバシーへの配慮なし。
設定 → 全般 → プライバシーとデータ → プライバシー設定
もちろんデフォルトで送信します。しかも必須の診断データはキャンセルできない。
以下のフォルダーに大量のログを生成します。
%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Olk\logs -
良い点
Microsoft からのメールを自動で迷惑メールに仕分けてくれる。
アンインストール
まともに動作しないし、放置しておくと Windows と連携して悪さをする可能性があり危険。
Windows Live メールなど過去の失敗作の数々をみても、今後、良くなる可能性もなく、むしろ変な仕様変更をされる可能性が高い。
どうしても必要があるならウェブ版の Outlook for Windows を使えばいいだけです。
アンインストールを強く推奨します!
Windows の設定 → アプリ → Outlook (new)
Outlook (new) の代替
以上のことから Windows にはメールクライアントは付属しないと考えるべきです。
free.arinco.orgではメールソフトを紹介しています。
代わりには現状、Thunderbird がベターでしょうかね。Thunderbird にはカレンダーやアドレス帳も付いています。