デスクトップの右クリックメニューに【エクスプローラーの再起動】の機能を付けます。
副次的メリットとしてタスクバー ボタンを結合していないときに複数の開いているフォルダーを一瞬で閉じることができます。
レジストリを編集してエクスプローラーの再起動のメニューを付ける
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レジストリキーを作成。
HKCU\SOFTWARE\Classes\DesktopBackground\shell\restart\command
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command キーの(既定)にデータを書き込みます。
cmd /c taskkill.exe /f /im explorer.exe & start explorer.exe
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restart キーへ戻り値を設定します。
Extended (文字列値) を作成します。
Icon (文字列値) を作成して、データを shell32.dll,-16739 にします。
MUIVerb (文字列値) を作成して、データを @shell32.dll,-33281 にします。
完成です。デスクトップ上で SHIFT を押しながら右クリックすると再起動のメニューが表示されます。
[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Classes\DesktopBackground\shell\restart]
"Extended"=""
"Icon"="shell32.dll,-16739"
"MUIVerb"="@shell32.dll,-33281"
[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Classes\DesktopBackground\shell\restart\command]
@="cmd /c taskkill.exe /f /im explorer.exe & start explorer.exe"
解説
taskkill でエクスプローラーを停止したあと、start コマンドで再スタートさせています。
taskkill だけでは不可。先頭の cmd が必要です。
レジストリ restart キーの内容は装飾です。
Extended でSHIFTを押した場合のみ表示しています。
Icon でメニューの横にアイコンを表示しています。
MUIVerb はメニューに表示される文字列です。
これらはお好みで設定してもらって構いません。
MUIVerb のデータをエクスプローラーの再起動にすれば、そのように表示されます。
"MUIVerb"="エクスプローラーの再起動(&B)"
(&B)を追加してショートカットキーを有効にしています。メニューを選択しなくてもキーボードから B で機能します。
右クリックメニューにエクスプローラーの再起動を付ける方法は以上です。次はエクスプローラーを再起動する他の方法を見ていきます。
エクスプローラーを再起動するその他の方法
バッチファイルで再起動
右クリックメニューに代えてバッチファイルからエクスプローラーを再起動する方法です。
cmd /c taskkill.exe /f /im explorer.exe
start explorer
explorer.exe の .exe は必須。
cmd /c や taskkill.exe の .exe を省略した場合は管理者として実行が必要。
バッチファイルをピン留めするとクリックで再起動できます。
コマンド プロンプトで再起動
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フォルダーのアドレスバーへ CMD と入力。
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taskkill.exe /f /im explorer.exe & start explorer.exe
cmd /c は不要。
ファイル名を指定して実行で再起動
- ファイル名を指定して実行 (WIN + R)
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cmd /c taskkill.exe /f /im explorer.exe & start explorer.exe
cmd /c が必要。
タスクマネージャーで再起動
タスクマネージャーを起動 (CTRL + SHIFT + ESC)
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エクスプローラーを右クリックから再起動します。
エクスプローラーがフリーズした場合はこの方法です。