Windows の右クリックメニューにファイルとフォルダーを非表示にする機能を付けます。
リボンに設定がある隠し属性だけでは簡単に見つかってしまいますが、システム属性を追加することで通常は完全に見えなくなります。
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レジストリキーを 2 つ作成。
- HKCU\SOFTWARE\Classes\AllFilesystemObjects\shell\hide\command
- HKCU\SOFTWARE\Classes\AllFilesystemObjects\shell\show\command
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hide\command キーの (既定) を attrib +s +h "%1" にします。
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show\command キーの (既定) を attrib -s -h "%1" にします。
機能は完成です。アイコンなどのデコレートは RegFile を参照してください。
[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Classes\AllFilesystemObjects\shell\hide]
"Extended"=""
"Icon"="shell32.dll,-261"
"MUIVerb"="@shell32.dll,-37574"
"SeparatorBefore"=""
[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Classes\AllFilesystemObjects\shell\hide\command]
@="attrib +s +h \"%1\""
[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Classes\AllFilesystemObjects\shell\show]
"Extended"=""
"Icon"="shell32.dll,-16803"
"MUIVerb"="@shell32.dll,-31335"
"SeparatorAfter"=""
[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Classes\AllFilesystemObjects\shell\show\command]
@="attrib -s -h \"%1\""
解説
コマンド
hide\command の attrib +s +h でシステム属性と隠し属性を追加しています。
+s がシステム属性を付ける
+h が隠し属性を付ける
装飾
hide と show キーの設定値は装飾です。
MUIVerb でメニューに表示する文字を設定しています。
- @shell32.dll,-37574 は 選択した項目を表示しない
- @shell32.dll,-31335 は 選択した項目を元に戻す
SeparatorBefore と SeparatorAfter はセパレーター。
Extended で Shift を押した場合のみメニューを表示させています。
Icon はお好みで選択できます。
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shell32.dll,-261
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shell32.dll,-16803
使い方
見えなくする
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非表示にしたいファイルやフォルダーを右クリックして、選択した項目を表示しない
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完全に非表示になり、ないものとして扱われます。
デスクトップなどの更新が鈍い場所は F5 で更新します。
再表示する
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元に戻すには、フォルダー オプションの表示タブ一番下、保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない のチェックを外します。
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半透明のファイルやフォルダーが見えるので、右クリックから 選択した項目を元に戻す
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保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない を有効に戻します。
戻す手順がやや面倒ですが、見つかりにくいメリットとも言えます。
わずらわしいファイルが見えるため、ほとんどのユーザーはシステム属性を非表示にしているはずです。
保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない 設定も非表示にして、さらに見つけづらくすることも可能です。