Windows 10 のコマンドウィンドウをここで開くがPowerShell ウィンドウをここで開く になりました。
設定から切り替えできますが、Windows 10 の右クリックメニューにコマンドウィンドウをここで開く(W)を復活させ両方使えるようにする方法です。
両方使えますのでその点はご心配なく。戻し方も簡単です。
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レジストリ エディターを起動します。
ファイル名を指定して実行。([Windows] + R)
regedit
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HKCU\SOFTWARE\Classes\Directory に shell、サブに cmd キーを作成します。
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cmd キーに HideBasedOnVelocityId (dword) 値を作成して、値のデータは 0 のままにします。
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同じ要領で 2 つキーを作成。
HKCU\SOFTWARE\Classes\Directory\Background\shell\cmd
HKCU\SOFTWARE\Classes\Drive\shell\cmd
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それぞれに HideBasedOnVelocityId 値を追加します。
[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Classes\Directory\Background\shell\cmd]
"HideBasedOnVelocityId"=dword:00000000
[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Classes\Directory\shell\cmd]
"HideBasedOnVelocityId"=dword:00000000
[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Classes\Drive\shell\cmd]
"HideBasedOnVelocityId"=dword:00000000
(Windows 10 Pro 19043.2006)
レジストリ 特殊な Shell Objects で解説しているように、Folder キーに設定すれば Directory と Drive の両方をカバーできるのですが、コマンドウィンドウをここで開く機能を一から追加する必要があるため、今回の方法よりレジストリエントリが多くなります。
💡 PowerShell とコマンドをカスケードメニューにして両方表示する方法も紹介しています。
元に戻す
元に戻すには追加したレジストリエントリを削除するのみです。
Windows 10 デフォルトで以下のキーまで存在します。
HKCU\SOFTWARE\Classes
ソフトウェアによりデータが追加されている可能性がわずかにありますが、ほとんど全ての場合は次のファイルで元に戻せます。参考にしてみてください。
[-HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Classes\Directory]
[-HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Classes\Drive]