ファイルやフォルダーを1つ上の階層に移動する機能を、右クリックメニューに追加する方法です。
複数のファイルやフォルダーの移動が可能です。
ドライブのルートより上へは移動しないようになっています。
移動先に同名のファイルがある場合は選択肢がでます。
-
レジストリ キーを作成します。
HKCU\Software\Classes\AllFilesystemObjects\shell\Moveup\command
-
Moveup の (既定) のデータを ファイルを上に移動 にします。
-
command の (既定) のデータをcmd /c move /-Y "%1" ..にします。
末尾は、ドットドット(連続のドット)です。
実用しているものは、icon 値でアイコンを表示して、Extended 値で Shift キーを押したときだけメニューが表示されるようにしています。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\AllFilesystemObjects\shell\Moveup]
@="ファイルを上に移動"
"icon"="shell32.dll,-255"
"Extended"=""
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\AllFilesystemObjects\shell\Moveup\command]
@="cmd /c move /-Y \"%1\" .."
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\AllFilesystemObjects\shell\Moveup]
@="ファイルを上に移動"
"icon"="shell32.dll,-255"
"Extended"=""
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\AllFilesystemObjects\shell\Moveup\command]
@="cmd /c move /-Y \"%1\" .."
HKCU\Software\Classes を HKLM にすると、全てのユーザーが対象になります。
元に戻すには、今回追加したキーや値を削除します。確認が必要ですが、通常のアプリケーションは、ここを使用しませんので、ほとんどの場合AllFilesystemObjects キーの削除で大丈夫だと思います。
Windows Registry Editor Version 5.00
[-HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\AllFilesystemObjects]
[-HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\AllFilesystemObjects]