2023年10月1日日曜日

Windows 10 のレジストリ エディターはひと味違うぜ!

レジストリ エディターとは、Windows の設定情報を保存するデータベースであるレジストリを編集するためのツールです。レジストリエディターを使用することで、Windows の動作に関するさまざまな設定を変更することができます。

レジストリエディターは、Windows の標準機能として提供されています。通常、プログラムのインストールやアンインストール、システムの設定変更などを行う場合に使用されます。

レジストリエディターは、レジストリの階層構造を参照しながら、各キーの値を変更します。レジストリのキーは、Windows の各機能やアプリケーションに関する情報を保存しています。例えば、デスクトップのアイコンの表示方法、ウィンドウのサイズや位置、インターネット接続の設定などが保存されます。

レジストリ エディターの基礎知識

レジストリ エディターの起動方法 3 種類

  • スタート → Windows 管理ツール → レジストリ エディター

  • ファイル名を指定して実行 Win + RRegedit

  • エクスプローラーのアドレスバーへ Regedit とタイプ。

  • レジストリ エディター そのありか

    %windir%\regedit.exe

レジストリ エディター Win7 と Win10 の違い

基本的に機能の追加のみなので、劣化した点はありません。

  • アドレスバー

    アドレスバーが追加されたことで一気に利便性が向上しました。

    ただ、通常の入力欄より使いにくく、CTRL + A はアドレス欄をクリア。ダブルクリックやトリプルクリックで全体の選択はできません。

    アドレスバーへは HKLMHKCU などの短縮形を使えます。また、先頭のコンピューターはローカルパソコンの場合は省略可能です。

  • HKLMHKCU 間の同じキーへの移動が簡単になりました。HKCR は未対応で移動できない。

    同じキーがあるとシェルメニューから相互に移動できます。

    HKCR、HKCU、HKLM の関係

  • お気に入りの件数が増えた。

    Windows 7 では 3 件まで。Windows 10 では 325 件まで登録確認したが上限は不明。

レジストリ エディター Win7 から変わっていない

レジストリ エディターの目立った不満点。

  • 検索機能は相変わらず貧弱。検索結果をリストアップできないので、カーソル地点から 1 つずつ検索するしかない。

    複雑な検索は、あたりを付けてエクスポート、テキストエディタの検索機能で探す方法がおすすめ。

  • Regfile には短縮形が使えない

  • Regfile からの結合は、レジストリに変更がなくても完了メッセージが表示される。

  • レジストリ キーの最終更新日を確認できない。(データとしては存在するが、Regedit からは閲覧できない)

  • (既定) を文字列値にしかできない。他のタイプにするにはバイナリを編集する必要がある。

  • アンドゥ機能がない。

だいぶ使い勝手が良くなりましたが、やはりオマケ程度のソフトウェア。基本的にレジストリには触れてほしくない意思を感じます。

⚠️ レジストリの注意事項

レジストリエディターを使用する際には、注意が必要です。誤った操作を行うと、Windows の動作に深刻な影響を与えることがあります。また、レジストリの操作には管理者権限が必要です。

レジストリエディターは、Windows の高度な設定変更を行うために必要なツールです。しかし、一般的なユーザーにとっては、使用する必要がない場合もあります。必要な場合には、正確な操作方法を確認し、慎重に操作することが重要です。

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