レジストリ エディターとは、Windows の設定情報を保存するデータベースであるレジストリを編集するためのツールです。レジストリエディターを使用することで、Windows の動作に関するさまざまな設定を変更することができます。
レジストリエディターは、Windows の標準機能として提供されています。通常、プログラムのインストールやアンインストール、システムの設定変更などを行う場合に使用されます。
レジストリエディターは、レジストリの階層構造を参照しながら、各キーの値を変更します。レジストリのキーは、Windows の各機能やアプリケーションに関する情報を保存しています。例えば、デスクトップのアイコンの表示方法、ウィンドウのサイズや位置、インターネット接続の設定などが保存されます。
レジストリ エディターの基礎知識
レジストリ エディターの起動方法 3 種類
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スタート → Windows 管理ツール → レジストリ エディター
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ファイル名を指定して実行 Win + R → Regedit
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エクスプローラーのアドレスバーへ Regedit とタイプ。
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レジストリ エディター そのありか
%windir%\regedit.exe
レジストリ エディター Win7 と Win10 の違い
基本的に機能の追加のみなので、劣化した点はありません。
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アドレスバー
アドレスバーが追加されたことで一気に利便性が向上しました。
ただ、通常の入力欄より使いにくく、CTRL + A はアドレス欄をクリア。ダブルクリックやトリプルクリックで全体の選択はできません。
アドレスバーへは HKLM、HKCU などの短縮形を使えます。また、先頭のコンピューターはローカルパソコンの場合は省略可能です。
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HKLM、HKCU 間の同じキーへの移動が簡単になりました。HKCR は未対応で移動できない。
同じキーがあるとシェルメニューから相互に移動できます。
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お気に入りの件数が増えた。
Windows 7 では 3 件まで。Windows 10 では 325 件まで登録確認したが上限は不明。
レジストリ エディター Win7 から変わっていない
レジストリ エディターの目立った不満点。
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検索機能は相変わらず貧弱。検索結果をリストアップできないので、カーソル地点から 1 つずつ検索するしかない。
複雑な検索は、あたりを付けてエクスポート、テキストエディタの検索機能で探す方法がおすすめ。
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Regfile からの結合は、レジストリに変更がなくても完了メッセージが表示される。
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レジストリ キーの最終更新日を確認できない。(データとしては存在するが、Regedit からは閲覧できない)
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(既定) を文字列値にしかできない。他のタイプにするにはバイナリを編集する必要がある。
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アンドゥ機能がない。
だいぶ使い勝手が良くなりましたが、やはりオマケ程度のソフトウェア。基本的にレジストリには触れてほしくない意思を感じます。
⚠️ レジストリの注意事項
レジストリエディターを使用する際には、注意が必要です。誤った操作を行うと、Windows の動作に深刻な影響を与えることがあります。また、レジストリの操作には管理者権限が必要です。
レジストリエディターは、Windows の高度な設定変更を行うために必要なツールです。しかし、一般的なユーザーにとっては、使用する必要がない場合もあります。必要な場合には、正確な操作方法を確認し、慎重に操作することが重要です。