Windows10 のライブラリ フォルダーをデスクトップやフォルダーへ自由に配置する裏技とライブラリ自体の保存場所を変更する方法を紹介します。
通常はライブラリにしか配置できないライブラリ フォルダーも、ある方法を使えばお好みの場所へ設置できます。
また、わかりにくい場所にあるため、あまり知られていないライブラリの保存場所を変更する機能も解説します。
(Windows10 22h2)
ライブラリ フォルダーを好きな場所へ配置する方法
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ナビゲーションからライブラリへ移動。
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通常の方法で新規ユーザー ライブラリを作成します。
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エクスプローラーのアドレスバーへパスを打ち込みライブラリへ移動。
%APPDATA%\Microsoft\Windows\Libraries
ファイル名を指定して実行は不可。
アドレス表示に注目
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ライブラリ フォルダーをドラッグして好きな場所へ移動します。
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ライブラリ フォルダーにお好みのフォルダーを追加して利用します。
.library-ms はライブラリ フォルダー。ショートカットの .lnk と同じ、表示されない拡張子(NeverShowExt)です。
次の 2 つはライブラリ上にないと機能しません。
- ナビゲーション ウィンドウに表示する
- フォルダーの右クリックメニューライブラリに追加の一覧に表示。
ただ、アクセスしやすい場所に配置するはずですし、フォルダーを追加するのは初回くらい。しかも、機能自体は使えるため不自由はないでしょう。
解説
ライブラリからライブラリ フォルダーを移動やコピーしようとするとエラーが返ります。
直接ライブラリのディレクトリを開くことで通常のフォルダーと同じように扱えるようにしています。
フォルダーとディレクトリの違い
フォルダーとディレクトリは厳密には異なります。
ディレクトリはいつも使うファイルが存在する階層を示しています。
フォルダーは、Windows の設定、ドキュメント、ネットワークなども含まれ、それぞれ特殊な機能を持つ仮想空間やエイリアスのような存在です。
ライブラリフォルダーはフォルダーでありディレクトリではないですが、表示されるのがディレクトリの内容のため一部リンクしています。
ライブラリの保存場所を変更する方法
ライブラリもドキュメントやピクチャと同じように場所の変更が可能なUser Shell Foldersです。
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アドレスバーへパスを入力してディレクトリに移動。
%APPDATA%\Microsoft\Windows\Libraries
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ライブラリのプロパティに場所タブが表示されます。
- 右クリック → プロパティ
- リボン、ホーム → プロパティ
ドキュメントやピクチャやビデオのプロパティには場所タブが表示されるのに、ライブラリは通常の方法では表示されないため見つかりにくくなっています。
Windows 7 に取って付けたようなライブラリ。レジストリを調べていると Window 10 になってだいぶこなれているものの、まだまだ粗が見え隠れしています。