マイドキュメントなどのフォルダーは保存先を変更できます。リダイレクトともいわれ、プロパティで場所タブが表示されるものが移動可能です。
場所の設定は 2つのレジストリキー以下に保存されます。
Personal のキー
HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Shell Folders
HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\User Shell Folders
Public のキー
HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Shell Folders
HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\User Shell Folders
Shell Folders キーには、!Do not use this registry key とレジストリにコメントが入れてありますが、「これからは、User Shell Folders キーを使ってください」ということのようです。
Windows 7 では、これらのキーに記載のあるフォルダー以外にも移動できるフォルダーがたくさんあります。それらを移動した場合は上記のキーに追加で登録されます。
たとえば、アドレス帳 の場所を変更すると
キーに値が追加されます。
このフォルダーを標準に戻しても値は削除されずに、デフォルト値へ戻ります。
本題ですが、Windows 7 では、どのフォルダーが移動可能なのか、検索してみても分からなかったので、独自に調べてみました。
移動可能なフォルダーは以下のキーのサブキーに登録してあります。
HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FolderDescriptions
サブキーにはすべて、Category 値があり、意味は以下のように分類されています。
Category 値のデータ
- 1 = コントロールパネルなどの通常は Explorer に表示されないフォルダー
- 2 = System32 などのディレクトリ
- 3 = Public の移動可能なフォルダー
- 4 = Personal の移動可能なフォルダー
サブキーにはすべて、Name 値 があり、shell:name値のデータで、そのフォルダーを開くことができます。
例えば、shell:Personal コマンドを実行すると
マイ ドキュメント が開きます。
ここからWindows7 で移動可能なフォルダーの一覧を作成しました。