2007年12月22日土曜日

高性能アーカイバ WinRAR レビュー

便利なソフト WinRAR を紹介

WinRAR icon

WinRAR は ZIP や LZH のようなファイルを圧縮するソフトで、アーカイバともいわれます。

アーカイバとは、いくつかのファイルを 1 つにまとめるソフトのことですが、今は、アーカイバ=圧縮ソフトで OK です。(違うものもあります)

.rar という拡張子がつきます。.rarというファイルを解凍するだけなら、Vector などにある、フリーソフトでできますが、.rar で圧縮するには必ずこれがいります。

有料なのですが、圧縮率や圧縮スピード、その他の付随機能が優れていて、新規 Windows インストール時には必ずいれています。

いいソフトなので、少しだけ普及に協力するつもりで、初めてインストールしたときに、よく分からなかった所を書きたいと思います。

インストール時に解りにくいメニュー

インストーラを起動すると、まず、インストール先を選べるのですが、表示がちっちゃくていつも見逃しそうになります。よく分からなければ、そのまま下の Install ボタンで OK です。 そのあと初期セットアップ画面がでます。あとから設定で変更きるので、OKでもいいです。

WinRAR に関連付け

表示してある、拡張子をダブルクリックしたときに、WinRAR で開くかどうかという設定です。ZIP,CAB,LZH,あたりは Windows 標準で操作できるので、これはお好みです。あとから関連付を解除すれば、Windows 標準のものに戻ります。

自分は他のソフトを使うのでチェックを外していますが、全部チェックしておいてもいいと思います。

シェル統合

WinRARをシェルに統合するというのは、右クリックメニューを出すか出さないかの設定です。

上の WinRAR に関連付けしたしないに関わらず、ファイルを右クリックしたときに、サポートしているファイルには、「解凍と圧縮」のメニュー、サポートしていないファイルには、「圧縮」のメニューがでます。

他に圧縮ソフトを使っていないなら、絶対にチェックを入れておいた方が便利です。右クリックメニューが多すぎて長くなってしまう場合は、「サブメニューにする」とスッキリします。

それか、次の「コンテキストメニュー項目」を減らすといいと思います。どのメニューが必要かは、使っていくうちに調節していけばよいです。

圧縮時に解りにくいメニュー

ボリューム分割

できあがる書庫を指定の大きさに分割します。プルダウンメニューになっていますが、こっそり数値を入力できたりします。

ストレージサービスやメールサーバの転送制限にひっかかるときや、CD,DVD 1枚に収まらないといった特定の場合だけ使います。

解凍するには、全部のファイルをそろえて合体させます。

普通は空欄のままでいいです。

自己解凍書庫を作成

.rar を解凍できるソフトを持っていなくても、ダブルクリックで解凍できる、*.exe という書庫を作成します。若干サイズが大きくなりますし、解凍できるフリーソフトも多いので、個人や友人間でやりとりする分には、ほとんど使わないと思います。

不特定多数の人に RAR 書庫を配布する場合によく使われています。

ソリッド書庫を作成

*.txt というファイルがたくさんある場合に、通常は 1 つ 1 つ圧縮しますが、チェックを入れると、*.txt のファイルを全部ひとまとめにして通常より高圧縮にします。

同じ種類のファイルがたくさんある時に威力を発揮しますが、ファイルを 1 つ解凍したい時でも内部で全部解凍するので時間がかかります。

圧縮効果が高いとはいえ、最近の HDD は大容量なので出番は少なめ。

信頼証明を付加

誰が圧縮したか分かるように、書庫に自分の RAR のライセンスの名前を書き込みますが、まず使いません。

リカバリレコードを付加

RAR には壊れた書庫を修復できる機能が付いているのですが、さらにデータを加えて修復できる確率をあげるものです。チェックを入れると、すぐ隣の「高度」タブの右上の、「リカバリーレコード」のところで数値を設定できるようになりますのでファイルの何%というかたちで指定できます。デフォルトが 1% で通常は 1~3% くらいを指定します。

RAR のうりの一つですが、自分はこの機能の恩恵を授かった事がありません。壊れたものは壊れてます。(--;)
大切なファイルは、おまじないで 3% 付けてます。

それより、自分が圧縮する場合で大切なファイルは、下の「圧縮したファイルをテスト」をチェックしたほうがいいと思います。
大切なファイルや大きいファイルの時に使っています。

と書くと、なにやら壊れやすそうですが、自分で圧縮したものでファイルが壊れたことは一度もありません、ファイルが壊れたとは、インターネット上のものや、比較的不安定な、Floppy や DVD メディア上で、ファイルが破損していた場合ということです。

その他にも機能や設定があって全部は把握できていないのですが、上に書いたあたりを押さえておけば、普通に使うには支障がないと思います。
パスワードやコメントを付ける機能はよく使いますね。

WinRAR in Japan