Universal Extractor の開発は終了しました。(記:2023年1月1日)
後継には、オープンソースの Universal Extractor 2 (UniExtract2) がおすすめです。
Explzh や WinRAR で解凍できないインストーラなどを解凍することができます。
PEiD というツールで圧縮形式を分析して該当するツールに渡し、それを解凍する GUI (マウスだけで操作できる)ツールです。
PEiD やその他の解凍ツールは他の作者が開発したもので、元々あったのですが CUI (文字を入力して操作するもの)で使いにくかったり、作者がバラバラなので探してくるのが面倒くさかったりしました。
Universal Extractor はそれらのツールをまとめて GUI で操作できるようにしたものです。
Windows Installer package、Inno Setup package といった、インストーラを解凍して中のファイルを取り出したり、UPX圧縮されたEXEファイルを解凍したりできます。
コマンドを入力せずに、解凍できるので大変便利です。
Language File によって日本語表示できます。
Universal Extractor のページの真ん中あたりに Download の項目があるので、そこからダウンロードできます。
UniExtract Installer (インストーラ版)と UniExtract Binary Archive(アーカイバ版)がありますが、アーカイバ版がおすすめです。
任意のフォルダに解凍して UniExtract.exeへのショートカットを 「送る」(%USERPROFILE%\SendTo\)に置くだけで完了です。
*.msi等のファイルを右クリックして → 送る → UniExtract.exe とすれば解凍できます。
レジストリの知識のある方は、必要な拡張子だけ右クリックメユーに登録すると便利です。
インストーラ版は選択の余地なしに、全ての対応拡張子を関連付してしまいます。レジストリ項目がかなり増えてしまいますし、対応拡張子を右クリックすると、「解凍」「ここに解凍」「フォルダに解凍」という 3 つの項目が必ずでるようになって、煩わしくなってしまいます。
レジストリを編集して関連付する方法
ここではWindows Installer Packageに 「フォルダに解凍」 メニューを付けてみます。
1. HKEY_CLASSES_ROOT\Msi.Package\shell を開きます。2. そこにuniextract_subというキーを作って、(Default)に文字列値 フォルダに解凍(&S) と入力する。
3. uniextract_sub を右クリックして command というキーを作る。
4. (Default)に文字列値 "UniExtract.exeへのフルパス" "%1" /sub と入力する。
5. これで完了です。
/subというのは「ここにフォルダを作って解凍する」スウィッチです。
/subのところを "."にすると 「ここに解凍」になります。
なにも付けないと、Universal Extractorで開きます。
実をいうと、このソフトは最近知ったのですが、コマンドでやらなくて済むので便利ですね。主にインストーラからファイルを取り出すのに使ってます。