Windows 10 のメニューにタスク バーにピン留めするとスタート メニューにピン留めするが表示されないプログラムがあります。
次のレジストリ値のデータに登録のある名前はピン留めできません。
HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FileAssociation
AddRemoveApps と HostApps 値のデータに含まれる実行ファイルは登録できません。
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AddRemoveApps
CONTROL.EXE;DELDRV.EXE;DESINSTALADOR.EXE;DESINSTALAR.EXE;DFSVC.EXE;EAUNINSTALL.EXE;GUESTMODEMSG.EXE;HPZSCR01.EXE;HPZSCR40.EXE;INSTALL.EXE;ISUN0407.EXE;ISUNINST.EXE;IUN6002.EXE;LNKSTUB.EXE;MSIEXEC.EXE;MSOOBE.EXE;SETUP.EXE;ST5UNST.EXE;UNINS000.EXE;UNINS001.EXE;UNINS002.EXE;UNINST.EXE;UNINSTAL.EXE;UNINSTALL.EXE;UNINSTALLER.EXE;UNWISE.EXE;UNWISE32.EXE;WERFAULT.EXE;WLRMDR.EXE;WUAPP.EXE;
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HostApps
APPLAUNCH.EXE;DLLHOST.EXE;HH.EXE;JAVA.EXE;JAVAW.EXE;MMC.EXE;MSHTA.EXE;RUNDLL32.EXE;WINHLP32.EXE;
グループ ポリシー オブジェクト エディター (gpedit.msc) がピン留めできないのは、ホストする MMC.EXE (Microsoft 管理コンソール)が禁止されているためなのが確認できます。
許可されないピン留めの動作確認
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ピン留めを許可されないファイルを用意。
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リネームすればピン留め可能。
判定は非常に単純で、Windows 7 での AddRemoveNames のキーワード一致によるブロックと異なり、Windows10 ではぴったりマッチするプログラム名のみピン留め禁止です。
ブロックの解除も可能 (でも、やらないで!)
レジストリの該当する .exe のデータを削除すれば、そのプログラムはタスク バーとスタート メニューにピン留めできます。
HKCU の同キーは参照されないので、HKLM の値をバックアップ後に編集することになりますが、そこまでしてピン留めしたい場面は少ないでしょう。もちろん非推奨。
自主的なブロックも可能
2つの禁止方法があります。
NoStartPage を使ってブロック
レジストリ HKCR\Applications 以下にプログラム名のキーを作り、NoStartPage (文字列値)を作成します。
メモ帳のピン留めを禁止する例
[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\notepad.exe]
"NoStartPage"=""
実用のさいは HKCU をカスタマイズすると安全でしょう。
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Applications\notepad.exe]
"NoStartPage"=""
レジストリに禁止するプログラム名を追加する
Firefox を禁止してみます。
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先ほどの AddRemoveApps に FIREFOX.EXE を追加します。
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エクスプローラー、または Windows を再起動します。
タスクバーの右クリックメニューの変化
実行前
実行後
ピン留めできないプログラム リストまとめ
すべてのピン留め不可ファイルをアルファベット順に並べています。