2023年2月15日水曜日

Windows10 スクリーンショットのカウンターをリセットする方法

Windows10 のスクリーンショットのカウンターを初期値に戻す方法です。それに関連して、ファイルの命名規則、保存先を変更する方法、キーボードショートカット、JPEG や WebP で保存する方法も併せて紹介します。

スクリーンショットは何番まで存在するの?

WIN + Print Scrreen でスクリーンショット(SS)を撮影すると自動的に保存されます。

%USERPROFILE%\Pictures\Screenshots

ファイル名も スクリーンショット (n).png に自動で割り振りされます。

スクリーンショットのカウンターをリセットする方法

  1. レジストリキーを開きます。

    HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer

  2. ScreenshotIndex 値を削除します。

スクリーンショットを撮影すると ScreenshotIndex 値は再作成され、最初のファイル名の スクリーンショット (1).png が作成されます。

スクリーンショットのファイル名のしくみ

レジストリのScreenshotIndexのデータ nスクリーンショット (n).png になります。

SS を撮ると n はインクリメントされ、次の SS 値として格納されます。

ScreenshotIndex = 0 (ゼロ) は特殊な扱いで、作成されるファイル名は スクリーンショット (1).png、ScreenshotIndex は 2 に繰り上がります。

ScreenshotIndex ファイル名
0x00000000~0x7fffffff 1~2147483647
0x80000000~0xffffffff -2147483648~-1

スクリーンショット (2147483647).pngの次がスクリーンショット (-2147483648).pngです。

先頭の 1 bit が立つとマイナス。0 は除くため、最大数は 4,294,967,295

同名ファイルがあった場合の特殊な動作

保存先にスクリーンショット (4~7).pngがすでに存在していて ScreenshotIndex = 5 だった場合、空きまでインクリメントされてスクリーンショット (8).png、ScreenshotIndex = 9 となります。

スクリーンショットの保存先を変更する

  1. ファイル名を指定して実行WIN+R

    %USERPROFILE%\Pictures\Screenshots

  2. 背景を右クリック → プロパティ

  3. 場所タブより保存先を変更できます。

    スクリーンショット フォルダーのファイルは、以下のあて先の場所に格納されています。

    スクリーンショットは場所の変更が可能な特殊フォルダーです。

標準に戻すで元の場所へ戻ります。

スクリーンショットはピクチャのサブフォルダーですが、ピクチャ自身も移動可能なフォルダーです。

スクリーンショットのキーボードショートカット

キー操作 被写体 保存先
WIN + Print Scrreen 画面全体 スクリーンショット
Print Scrreen 画面全体 クリップボード
ALT + Print Scrreen アクティブウィンドウ クリップボード

Windows の簡易的なスクリーンショットに使えますが、オブジェクトを指定できない。Web 制作用ならサードパーティのツールのが良さそう。フリーウェアでもたいてい対応しています。

ちなみに、Win + Shift + SSnipping Tool が起動します。領域指定で画面をクリップボードに保存できますが、スクリーンショットを撮って後から編集した方が圧倒的に便利。

クリップボードの内容を JPEG や WebP で保存する方法

直接 JPEG で出力することはできないので付属のペイントアプリかオンラインの Squoosh を使います。

ペイントで変換

  1. ファイル名を指定して実行Win + R

    mspaint

    ファイル名を指定して実行 mspaint

  2. Ctrl + V または、メニューから貼り付けます。

    MS ペイント

  3. ファイル → 名前を付けて保存 → JPEG 画像

    その他の形式から HEIC フォーマットでも出力できそうですが、実際はエラーになります。

Squoosh で変換

ウェブアプリの Squoosh を使えば、出力した PNG やクリップボードの画像を WebP や MozJPEG へ変換できます。これが一番おすすめ

変換はローカルで行われ、画像はサーバーへ送信されることはありません

WebP の非可逆圧縮 (Not Lossless) や JPEG は画質が劣化するので必ず最終出力にします。

Web 制作に使うなら JPEG XLWebP2AVIF は避けたほうがよさそう。JPEG XL は Chrome での対応打ち切りの話が出ているし、WebP2 は実験段階、AVIF は定着するか分からないうえに、WebP と比較して特に優れているとも思えない。

次世代画像フォーマットの WebP の優秀さは知られていますが、MozJPEG もかなりの優れものです。こちらは是非、試してみてください。