こちらは文字どおり、「送る」メニューを削除してしまいますのでバックアップが必須です。通常は前回の NoSendTo で削除する方法を推奨します 。
「送る」メニューを表示している 2 つのキーを削除します。
HKLM\SOFTWARE\Classes\UserLibraryFolder\shellex\ContextMenuHandlers\SendTo
万が一のために、元に戻す用の設定ファイルです。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\AllFilesystemObjects\shellex\ContextMenuHandlers\SendTo]
@="{7BA4C740-9E81-11CF-99D3-00AA004AE837}"
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\UserLibraryFolder\shellex\ContextMenuHandlers\SendTo]
@="{7BA4C740-9E81-11CF-99D3-00AA004AE837}"
前回はこの AllFilesystemObjects と UserLibraryFolder のキーに NoSendTo 文字列値を書き込み、送るメニューを非表示にしましたが、無効にするという意味はなく、この種類のファイルには送るメニューを表示しないという効果があります。
AllFilesystemObjects は 全てのファイルとフォルダー を制御していますので、代わりに以下の 2 つのキーに設定しても同じ結果になります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\*
全てのフォルダー
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\Directory
それを利用して、ちょと変わった設定をすることもできます。
txtfile キーに書き込むと、.txt .log .dic 等にだけメニューが出なくなります。
Directory に書き込むと、ファイルだけにメニューが出ます。
* に書き込むと、フォルダーだけにメニューが出ます。
UserLibraryFolderはライブラリのドキュメント等の項目のみに影響します。
もっと細かく、拡張子ごとに非表示にできますがキーの場所が変わります。
.avi のみ非表示
HKLM\SOFTWARE\Classes\SystemFileAssociations\.avi
.bmp のみ非表示
HKLM\SOFTWARE\Classes\SystemFileAssociations\.bmp
種類を一括りにして設定もできます。
すべての画像
HKLM\SOFTWARE\Classes\SystemFileAssociations\image
すべての動画
HKLM\SOFTWARE\Classes\SystemFileAssociations\video
全てのファイルとフォルダーとライブラリに「送る」が付いているので、その中から表示しないファイルの種類を選択するということになります。
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